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赤々舎

デコレータークラブ / 飯川雄大

デコレータークラブ / 飯川雄大

表紙デザイン
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神戸を拠点に活動するアーティスト、飯川雄大の作品集。

ネコ好きとしては一度見たら忘れられない《ピンクの猫の小林さん》を含む「デコレータークラブ(擬態する蟹)」シリーズについて、豊富な図版と本人による書き下ろしのテキストにより解説。

「デコレータークラブ」は、親しみやすい作風を通じ、私たちが共有できない知覚や衝動、そして美術の制度的常識をめぐる鋭い問いを宿した表現で知られる。一見誰かの荷物かと勘違いされるような床に置かれたスポーツバッグ(しかもかなり重い)《ベリーヘビーバッグ》、巨大で常に一部が何かに隠れて全貌を確認できないネコの彫刻《ピンクの猫の小林さん》、展示壁だと思った構造物を手で押すと別の空間が現れるインスタレーションなど、各地の美術館やアートプロジェクトで注目されている作品シリーズです。

本書後半には、せんだいメディアテークと共に進んでいた《ピンクの猫の小林さん》を公共空間(公園)に展示するという計画の始動から実現を断念するまでの経緯が貴重な実践録として収録されています。

以下、「はじめに」より抜粋

「僕が大きくしたいわけじゃないんです」。アーティスト・飯川雄大の代表作《デコレータークラブピンクの猫の小林さん》が仙台の公園に設置される計画が進んでいた。その大きさは標準的なビルの8階に相当する高さ26m、幅28m、奥行き4mの巨大なサイズ。この巨大なピンクの目をひく作品は、その表面的なキャッチーさの裏で、私たちの視覚や行動を気付かないうちに変容しようと目論む作品だった。しかし、関係各所との様々な調整を経て実現に向かう期待が高まったものの、結果的には実現することができなかった。

この本は、「デコレータークラブ」というシリーズ作品のコンセプトや作品成立条件などをビジュアルと論考を通して理解に努めるとともに、今回、実現に至らなかった経過を、ひとつのアートプロジェクトが実現しえなかった事例として残すための本である。

(中略)

飯川雄大のこれまでの作品集としても、公共空間で実施するアート・プロジェクトのひとつの事例としても参考となるような本を目指した。多くのアーティストやアーティストとの仕事を考えている方々にも読んでもらえればと思う。

ー せんだい・アート・ノード・プロジェクト (せんだいメディアテーク)

表紙が2種類あります(中身は一緒です)。

在庫あり

作家 / ブランド

赤々舎

赤々舎 について

2006年設立、京都に拠点を置くアートブックの出版社。写真集と現代美術の作品集を中心にこれまで約200冊以上を刊行。常に写真表現の可能性を模索し、写真とは何か、写真を見ることとは何かという本質を探求しつつ、大きな問いの器として写真集を制作して いる。

詳細仕様

サイズ:縦303mm × 横225mm
218ページ

素材:ハードカバー

その他

飯川雄大(Iikawa Takehiro)

1981年兵庫県生まれ、神戸を拠点に活動中。成安造形大学情報デザイン学科ビデオクラスを卒業。2007年から〈デコレータークラブ〉の制作を始める。鑑賞者が作品に関わることで変容していく物や空間が、別の場所で同時に起きる事象と繋がる《0 人もしくは 1 人以上の観客に向けて》(2019 ―)、全貌を捉えることのできない大きな猫の立体作品《ピンクの猫の小林さん》(2016 ―)などを制作し、鑑賞者の行為によって起きる偶然をポジティブに捉え、見るものに思考を誘発しながら展開している。

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